2月7日 7時 快晴 ー12度 積雪100㎝
昨日の最高気温 ー5度
最低気温 ー13度
昨日は皆さん良く知っている、お猿の温泉、地獄谷温泉へ手伝いに行きました。
この季節は一般のお客様には神林から登山道を歩くこと30分で地獄谷温泉へとたどり着くことが出来ます。
深い渓谷の川沿いにひっそりと建っている建物が地獄谷温泉後楽館です。
雪深いこの季節は資材を運ぶにも一苦労です。
道脇には時折猿たちが出迎えてくれます。猿も人を全く気にもせず知らん顔しながら地面に落ちている餌を探して食べていました。
フロント関係を中心に留守番です。
一番注意しないといけないのが猿です。
ちょっとしたすきに入られてしまうようで、気を付けてくださいとのことでしたが、見ていると静かにしながら歩きながらこっちの様子をうかがっているようにも思えます。
ここでの一番の名物は「ちまき」です。
猿もこの美味しさを良く知っていて、くすねに来るとのことでした。
グループの方がやってきて休憩所でちまきを注文されて届けに行くときでした。
戸の陰に隠れていた猿がいきなり中に飛び込んで入りお客様のちまきを盗って食べてしまいました。
あわてて追いかけると今度は母家に入り込んで、ホーキをもって追い回し、まさにサザエさんの漫画のような出来事でした。
後で聞いてみると、この猿は群からも馬鹿にされていて仲間はずれで餌にありつけないとか、、、それでここにやってきては盗み食いにくるそうです。
餌付けをこの奥の野猿公園で一日三回餌をもらえるはずですが、気の毒でもあるこの猿を、別の方法で宿に被害やお客様に被害の無いように別の方法で餌を与えて共生できないものかと、、、、
先代のおばあさんが群から外れた猿に餌を与えて仲良く写真に写っていたことを思い出しました。
どこまで自然にかかわりどこまでからは自然に立ち入るべきでないのか?
そんな基準が無いだけに、考えさせられた1日でした。