5月18日 6時 7度
昨日の最高気温 15
最低気温 5
高原も裾野方から本州で最も遅い桜の開花が見られる季節となりました。
それにあわせて、次第に花も咲き出して、寒い冬を越して出てくる花には感動をさせられっぱなしのこの頃です。この感動を少しでも多くのお客様に味わっていただこうと新しいツアーを始めました。

今回始めたのが、
「花めぐりお任せツアー」と題して、車で移動しながら花の色々な素顔を訪ねるツアーです。
あまり歩くこともなく気軽に楽しめることから足の弱い方でも安心です。
今日は、はその少しの触りをご紹介しましょう。
まず宿を出たところの、スキー場の日の当たる斜面に車で移動すると、一見見たところ何も咲いていないように見えます。
しかし、注意してみるとかわいい花達が、顔を覗かせているのが見つかりました。

草丈でもマッチ箱もないほどのヒメイチゲの花達です。
太陽の日差しを浴びて気持ちよさそうに花を咲かせているのがわかりますか?

これはショウジョウバカマの花芽が出始めたところです。
この花がしゃべれるとすれば
「外は暖かくなったかなー、もう出ようか、、まだ寒いかなどうしようかなー」
なんて思っている様に見えます。
このゲレンデの斜面も先日までの雪が解けるとともに、一斉に沢山の草の芽が出ています。
続いて次に移動した先が残雪残る黒斑山の中コース入り口です。

日陰にはまだ残雪がたっぷりと残る中、この土手のところに花が咲いています。

これが雪の中から真っ先に咲くセリバオウレンの花です。
見つけるには残雪の雪と同化してしまうだけにとても大変です。
しかし、この花に会いたくて、残雪の雪を踏みしめながら歩いて、やっと見つかったときの感動はまたひとしおです。
この北斜面の残雪の中から咲いているセリバオウレンの生命力の強さに、我々にも頑張れよと言っているようです。
そして、次に移動する先が植物園です。

標高1700mのこの場所まで下りると大分新緑も進んできます。
唐松の緑の新緑が淡い緑色が目に優しい色です。
ここでは今山桜が綺麗に咲きだしています。

ピンクの濃い色がオオヤマザクラです。
そしてここではオオカメの花も先日のプログでは早いものでがくが飾り花になっています。
今回見ると、その中心の花芽が今にも咲き出しそうにしているではありませんか?
続いて地面をよく見ると

かわいいスミレの花達が咲き始めています。
この花がヒメスミレサイシンです。
葉がご覧のように丸まっていてまだ花が咲いていても葉が開いていません。
急の寒さに耐えるためでしょうか?
そんな植物たちの自然を乗り切るための知恵が高い山では付いているのでしょう。

そして次に見つけた花が、このフデリンドウです。
皆さんリンドウというので大きさはどのくらいあると思いますか?
この花の全丈でもマッチ箱もないほどなんですね。
とても愛らしい花で、5月のすがすがしい空を見上げているようにも思えてなりません。

そして、これがチェリーパークラインの道脇にも多く見られるタチツボスミレです。
濃い紫色の花が青空の下で、より一層濃く感じられます。
このような小さい花達を求めて移動しながらその日によってコースが変わります。
皆さんもお越しの際はこのお任せツアーに参加してみませんか?

このツアーは来月10日頃まで行う予定です。
当日の気まぐれですから、どのコースになるのかは未定です。
時間は午前9時~午前11時過ぎまでです。
参加料は宿泊者は無料となっております。